アウディ,VWの車検・修理・整備はマーキーズへ

マリオットマーキーズ整備ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日はアウディQ5の車検整備をご紹介させていただきます。

車検整備でご入庫いただき車検取得に伴い点検を進めていきます。

ワイパーやブレーキ廻りなどの消耗品のチェックや車検取得に必要な修理箇所がないか点検します。
ボンネットを開け、オイル漏れや冷却水漏れなどのチェックをしたところ冷却水タンクの水量がLowを下回っており、水圧テストを行うとエンジン冷却水を冷却するラジエーターからクーラント漏れが見つかりました。

冷却水漏れがある場合は、一般的に車検を通すことができません。ラジエーターを交換する必要があります。

次はリフトアップして下廻りを点検していきます。
下廻りの点検ではアームのブッシュやブーツに切れがないかを確認しますが、今回は問題のある箇所は見つかりませんでした。

最後にお客様からサイドビューカメラが映らないということを聞いていましたので点検をしていきます。サイドビューカメラは助手席ドアミラーの下部に装着されていて、ドライバーから見て死角になる助手席側のタイヤ付近を映します。SUVなどの車高のある車両に取り付けられているのですが、このカメラが機能していないと一般的に車検に通りません。
スイッチに問題がなかったので、ドアミラーを分解してカメラまでの配線を確認すると

電源線、アース線どちらも断線していました。こちらは配線修理が必要になります。

見積もりを作成しお客様にご説明させていただき、今回はエンジンオイルなどの消耗品と車検取得に必要なラジエーターの交換とサイドビューカメラの修理を行います。

まず消耗品を交換し、次にラジエーターを交換します。
Q5のラジエーター交換は顔面をごっそり外さなくてはいけません。

フロントバンパー、インタークーラー、コンデンサー等を取り外し無事にラジエーターを交換することができました。

次はサイドビューカメラの修理です。
カメラの配線ですが、格納を繰り返しているうちに配線が弱って切れてしまったようなので配線をハンダで修理したあとに、再度配線が断線しないように補強を施しました。

無事サイドビューが作動し、モニターにカメラの画像が映るようになりました。

最後に冷却水のエア抜きを行い、試運転後に問題がありませんでしたので作業完了になります。車検も無事取得することができました。

サイドビューカメラの故障は、ドアミラーASSYでの交換も多いようなのですが、今回弊社では分解修理を行うことで、お客様にドアミラーASSY交換よりも費用を抑えた提案をすることができました。
愛車に何か気になることやお困りのことがあれば、是非弊社にご相談していただければと思います。